高校で下から20番の成績を上から20番にまで上げた話

東工大受験

こんにちは、はんそでです。

すでに一浪して東工大に合格するまでの受験記を書きましたが、高校で下から20番の成績を上から20番にしたことについて、もっとフォーカスして書いてみようと思いました。

むしろ、東工大を受験する人より、それ以外の大学を受験する人のほうが多いですから、こっちのほうが需要あるのではないかと思ったりしています。

東工大受験記 学年で下から20番が一浪して合格した話

2018.04.28

高校3年の夏は下から20番だった

高校最後の大会も終わり部活を引退しました。そこからすぐに受験モードには突入できずにダラダラと過ごしていました。

しかし、通っていたのが進学校であったということもあり、3年生になれば受験を意識して校内実力テストが毎月のように行われていました。

そこで、部活を引退してから受けた校内テストの成績が、学年で下から20番でした。補足しておくと理系が130人ほどいて、理系の中で下から20番でした。

この成績は流石にヤバいと思い、持っていた参考書に取り組んでみるもののなかなか集中できませんでした。今まで勉強する習慣がなかったこともあり、机に座っているのですらなんだかソワソワしました。

しかし、本当のところは、成績が悪いこともあり勉強に対する自信を完全になくしていたことでした。

自分を天才と思い込んで最初の一歩を踏み出した

今まで落ちこぼれていた自分が、いきなり勉強をはじめたところでうまくいくのかというのはとても不安でした。本気でやって失敗したらカッコ悪いな、バカにされそうだな、なんて不安に感じていました。

ただ、受験を考えたときにこのままで終わりたくないと強く感じたこともあり、現状を打破すべく色々考えました。

そしてたどりついたのが、自分を天才と思い込むことでした。

「うまくいくかなぁ…」

きっとうまくいく、俺は天才だから。

「勉強ができないんじゃなくて、やってないから成績が悪いだけ、やれば必ずうまくいく、俺は天(ry」

書いていて恥ずかしいですし、リアルでは絶対言えないことですが、頭の中で何考えていようが僕の勝手なのです。このように、まったく根拠はないですが、自分は天才だから勉強はきっとうまくいくと思い込みました。

すぐさま勉強ができるようになったわけではありませんが、友達や先生に質問する、人の目がある学習室や図書館で勉強するといった実際の行動に移せるようになりました。

身の程知らずな目標を立てた

当時の第一志望は東大でした。これ以上ないくらいの難関大学を第一志望にしました。

東大という響きに憧れがありましたし、もし自分が東大生になったらと考えるとやる気が出ました。あと、当時ドラゴン桜を読んだことがあり、落ちこぼれでも東大目指していいんだ見たいに感じたのも大きかったです。

バカにされて火がついた

自分のことを天才と思っているなんてことは口が裂けても言えませんが、第一志望が東大であるというのは仲の良い友達に話したりしていました。

しかし、その友達から聞いたのかは定かではありませんが、そこまで仲良くもない同級生から、

「お前にはムリだろw諦めろw」

といわれたのが自分に火をつけました。

たしかに、学年の下から20番のやつが「第一志望は東大です」なんていってたら冗談か何かとしか思われないでしょう。しかし、「お前にはムリだろ」って言葉にカチンときて負けず嫌いが発動しました。

いつか絶対に見返してやるからな!といった感じで勉強のモチベーションがさらに上がりました。

まだ夏休み前の状態でしたが、授業を受けて放課後は学習室か図書館に直行して勉強するというのが習慣化してきていました。

自分の現状を一回整理した

まず、夏休みに入る前に勉強する習慣ができたのは非常に良かったですが、割と手当たり次第勉強していたので、このやり方でいいのかと一度考え直したことがありました。

学校指定の教科書や問題集をメインにやっていましたが、そもそも授業についていけてない僕には難しすぎるんじゃないかって思ったんです。

唯一得意と思っていた数学でも平均点以下の点数をとってしまったりと、全教科平均以下な状態でしたので、もっとカンタンなところから出発すべきだろうと思いました。

全教科悪いということは、どの教科からやってもいいという風に考え、理系ということもあって数学と物理、化学から取り組みました。

周りが難しそうな問題集に取り組んでいる中、僕はめちゃくちゃ簡単な問題集を解いていました。でも、この頃には別に劣等感を感じることなく、やるしかない!という気持ちでやっていました。

夏休み

補習のおかげで基礎が固まった

僕が通っていた学校は夏休みでも何日かは授業がありました。授業のほかにも希望者向けに補習が行われており、僕は成績の悪い人向けの基礎的な内容の補習を受けていました。

普段の授業になかなかついていけなかった僕は、補習にそこまで期待していませんでしたが、何もしないよりマシ程度に参加していました。

しかし、当初の予想は大きく裏切られ、先生方も生徒の理解度を把握したうえでの授業でしたので、めちゃくちゃわかりやすかったです。

この時は、自習用の問題集などは学校指定の問題集よりかなりレベルを落としてカンタンなものを使っていました。それの復習にもなるし、足りなかった部分を補ってくれたりと、本当に参加してよかったと思いました。

授業が無くても学校の学習室で勉強

家で勉強するよりはかどりましたし、周りでは受験モードに入っている人も多く、夏休みといえども学習室では多くの生徒が勉強していました。

その中には自分の友達もいて、休憩しているところを狙ってわからないところを質問したりしました。今思うと、休憩してるのに悪いことしたなぁって思います。

段々と勉強に対して積極的に取り組めるようになってきたのを実感してきました。

学力と成績について考えた

毎日机に向かって勉強することが習慣となってきました。自分を天才と思い込むという完全に根性論でスタートしましたが、自分の中で一度考えを整理しようと思い、学力と成績について考えたことがあります。

学力は勉強時間に対して指数関数的に伸びる

 

成績は勉強時間に対して対数関数的な伸びしか示さない

 

当時このように結論付けました。

ひとつめの学力に関しては、成績のいいひとと悪い人が一時間に勉強できる量を考えたとき、明らかに成績のいいひとのほうが多くのことを学ぶと考えました。

たしかに成績の悪い人だって勉強すれば学力が上がっていくと思いますが、成績のいいひとと同じ時間だけしか勉強していなければ、どんどん学力の差は開いていきます。

逆に考えれば、一時間当たりの勉強量、つまり勉強の質が学力によって決定されるなら、現在成績の悪い、学力の低い僕は勉強時間を増やすことによって対応するしかないということです。

ただ、一時間勉強することによって学力が上がります、そして上がった分の学力は、それ以降の勉強全てに反映されると考えました。

いわゆる複利計算のような状態であると考えたため、学力は指数関数的に伸びると考えました。

そこで、先ほどの学力の低い僕は勉強時間を増やすしかないといった部分の解釈は変わってきます。

他の人よりも少しだけでも長く勉強することを継続すれば、何か月後には彼らの学力を追い抜かすことが可能であるという風に解釈しました。

ふたつめの成績に関しては、数学のテストの点数が30点の人と80点の人がいるとします。

30点の人が40点になるのと、80点の人が90点になるのとではどちらが大変かと考えたときに、明らかに80点の人が90点にあげる方が大変だろうという感覚が元になってこう考えました。

つまり、成績の悪い僕が成績のいいひとと同じ時間だけ勉強しても、見かけ上成績の差は縮まるが、追い越すことはないという風に考えました。

少しずつ結果が出てきた

カンタンな問題集も解き終わり夏休みの補習の成果もあって、いわゆる基本的な問題はまんべんなく解けるような状態になりました。

そのおかげで、テストにおいてもカンタンな問題の取りこぼしというのがなくなりましたので、テストの成績は上がり始めていました。

下から20番が下から30番程度でしたが、テストや模試ごとに10番くらいずつ校内での順位が上がっていきました。

問題集のレベルを上げた

カンタンな問題集が終わったということで、標準的な問題集に取り組み始めました。

しかし、数学と化学については自分のレベルに合わせたものを使うことができましたが、物理に関しては苦手なままの状態でしたのでうまく問題集を選べなかったです。

これがそのまま現役での東工大不合格につながりました。

自分ができると思っているレベルよりも少し下のあたりの難易度にして一冊をやり切るというのを意識するべきでした。

数学と化学についてはどんどん問題集を解き進めていきましたので、点数が伸び続けましたが、物理に関してはよくわかっていない状態で問題演習していたので、解き方を覚えているだけで理解度は低かったです。

成績優秀者になる

僕が通っていた高校の校内テストでは、各科目の上位20番までの成績優秀者が貼り出されていました。僕には無縁なものと思っていましたが、得意の化学で成績優秀者として貼り出されました。

その時に思いがけないことで驚きましたが、周りも驚いていました。

成績の悪い落ちこぼれであった僕に追い抜かされたことがショックだったのかはわかりませんが、それ以降、少しずつ化学が得意な奴という認識で見られようになりました。

また、勉強してきたことが評価されているような気がしてうれしかったです。

質問に答える側になった

化学で成績優秀者になったということもあって、化学の問題でたまーに質問されるようになりました。今まで質問してばかりだったので、僕なんかでいいの?って感じでした。

天才と思い込んでやる気を出したとはいえ、元より自分になかなか自信の持てない人間でした。

質問してもらったことで、自分はいま必要とされている!と感じて、ほめてほしい、認めてほしいという気持ちで一生懸命に説明しました。

ただ、質問に答えているうちに自分の中でも、「あれ?これってどういうことだっけ」といったあやふやにしている部分があるのに気づきます。

質問に答えているうちに、自分の中での考えが洗練されていきました。質問に答えるのは非常に自分のタメになります。

そして、さらにいいことに、質問に答えた相手もまた得意科目があります。その科目で自分がわからないことがあれば、快く教えてくれます。

問題集のレベルをさらに上げた

数学と化学においては標準的な問題集が終わったので、さらにレベルを上げた応用問題集にしました。しかし物理は苦手のまま、標準的な問題集がなかなか終わらなかった…

この時に振り返って思うのは、国語と英語については全然勉強できていなかったということですね。

英語は単語や熟語を覚える程度しかやっておらず、国語に関しても、古語や漢語を覚えるので精いっぱい、問題演習が全然できていませんでした。

楽しみを1つにし勉強以外のことを減らして集中する

すでに秋ぐらいからこの傾向はありましたが、本当に勉強ばかりしていました。受験勉強をはじめる前は毎日のように見ていたニコニコ動画も、一日30分も見ないようになってました。

ただ、何の楽しみもなく受験勉強ばかりしているのもかなりつらいもので、当時の楽しみは、月曜日に発売される週刊少年ジャンプのみでした。

当時の一日はこんな感じでした、朝起きて高校に行き、授業が終わったら夜七時まで学習室で勉強、家に帰っても12時まで勉強。

ただ、月曜日だけは家での勉強をなしにしてジャンプ読んでいました。それだけが一週間の楽しみでした。

受験を意識して勉強の習慣を作るには、今まで他のことをしていた時間を削る必要があります。

何かに集中したいときは、それについて熱心に考えるというよりは、それ以外の事を考える時間を減らすというやり方で僕は集中を作っていました。

理解度について考えた

ある程度いろんな問題が解けるようになりましたが、やはり応用問題はまだまだ手も足も出ないことがありました。

しかし、そういう問題の解説を読んでみると、「あー!そういうことだったのか」って感じることが少なくありませんでした。

そこで、自分は今まで勉強してきたことがどこまで理解できているのかということを考えたことがあります。

おおよそ、3段階で評価しました。

  1. 問題文を見て解法を思いつく
  2. 自分で自分に解法を説明できる
  3. 出題者の意図がよめる

まず、問題文を見て解法が思いつかなければ身についてない問題ですからちゃんと復習します。

しかし、2番目が重要で、問題文を見て解き方は知っているけど、なんでそれで解けるのかということがわかっていないと応用問題は解けません。

最後についてはオマケのようなものですが、出題者はこの問題を通して、どの分野のどんな解法について聞いてきているのかなと考えたりしました。

問題文を見るときに、ある程度解答の方針も立てられて、それでなんで解けるかも自分なりに説明できて、その上で例えば、この問題だったら2次関数の中に任意係数kが入っているから、kについて場合分けして解いてほしいんだろうな、とか考えました。

このクセをつけてよかったと思うのは、部分点をとるときですね。問題を出した人はこういう解き方で解いてほしいんだろう、と見当をつけることでそこから外れないように書いていけば、書いた分は部分点としてもらえることが多かったです。

学年で上から20番の成績になる

12月の頃の校内テストにおいて、学年で上から20番の成績をとることができました。

普段成績のいいひとが調子悪かったっていうのと、自分が得意な分野が結構出題されたというのが全てなのですが、めちゃくちゃうれしかったです。

この時には、数学、物理、化学と理系科目すべてで成績優秀者になっていました。苦手な物理で成績優秀者になったのは驚きでしたが、苦手な分野が出なかったためですね。

この頃になると、僕は落ちこぼれではなく、そこそこ勉強できるやつと認識されるようになっていました。

部活を引退してから受験勉強に一生懸命取り組んできてよかったと、ものすごく達成感を感じたときでもありました。

おわりに

やった後悔よりやらない後悔のほうがつらい

高校生の時に一生懸命勉強して、大学に入ってからはサボりにサボって留年した今だからこそ言えますが、やらなかった後悔というのはめちゃくちゃつらいです。

もしあの時一生懸命勉強していれば留年しなかったのではないか、こういう風に考えはじめると出口のない迷路に迷い込んだ気持ちになります。

だから、これから受験であったり、資格試験であったりと、大きな挑戦をされる方にはこのような後悔はしてほしくないです。最初の一歩を踏み出せるよう、この記事が背中を押せるような存在になればこれ以上ない幸せです。

まとめ

スタート地点が落ちこぼれであるとしても、成績を爆発的に上げることは可能です。

僕の場合は、自分を天才と思いこむ根性論からの出発でしたが、それ以降も自分の学力を見直し続けました。

そして、周りを追い越すには周りより少し努力するというのを継続すれば大丈夫、という風に自分なりの考えを持って勉強にのぞんでいました。

これは僕のやり方ですが、勉強に集中するのであれば、勉強以外のことにかける時間を減らしていくべきです。身の回りから勉強に関係ないものを減らしていくことで自然と勉強に気持ちが向いていきます。

成績に悩んでいる学生の方の参考になればと心から願います。