学年下から20番の東工大化学

東工大受験

こんにちは、hansodeです。

今回は、東工大受験において、受験生が最も恐れている科目であるかもしれない化学について書いていきます。

東工大入試における化学

試験時間120分 配点150点

試験時間120分については少ないと思っています。

配点150点に関しては、二次試験750点のうち20%を占めます。20%しかないということを喜びたい気持ちです。

東工大化学については、難化した時は自分も解けない、周りも解けないという印象です。

そこそこの難易度の問題が出題されることを祈りながら受験することになると思います。

東工大化学の出題傾向

  1. 有機、無機、理論がまんべんなく出題される
  2. 正しいものを、「ひとつかふたつ」選ぶという鬼畜な正誤判定問題
  3. 計算した答えだけを書かせる鬼畜な計算問題

まず、東工大化学ではまんべんなく有機、無機、理論化学から出題されます。

たまに、「こんなの習ってないよぉ!」って言いたくなる問題も出ます。

正しいものを、ひとつかふたつ選ばせる正誤判定問題では、正しい選択肢がいくつなのかわかりません。ひどい。

よって、正しい選択肢を一つ見つけただけでは安心することができず、他の選択肢についても正誤判定をして、正しい選択肢がほかにあるのかないのかを判定しないといけません。

そのため、非常に時間がかかります。

そして、計算した答えだけを書かせる計算問題は、部分点がほとんどもらえない鬼畜な設定になっています。

時間をかけて計算したのに、その過程が評価されないという厳しさ。

東工大化学においては、正確に解答できるだけの化学に対する豊富な知識、時間内に計算しきるための計算力、両方が求められます。

このように、東工大入試において化学だけやけに鬼畜な設定のため、本番でも化学の点数はなかなか読めないと思います。

解ける問題を取りこぼさないようにして、周りに差をつけられない程度の点数を目指すのがいいと思っています。

現役不合格からの反省

化学は得意科目でもあったので、そこまで反省点らしい反省点はありませんでした。

ただし、普通の応用問題は解けるけど、東工大の化学は解けなかった、ということは肝に銘じました。

化学に関しての知識を増やしていく必要性を感じました。

成績下から20番の東工大化学勉強法

現役で受験するときには、かなり化学は得意と思えるレベルに到達できました。

しかし、物理同様、化学もスタート地点はひどかったです。

まず、化学式を覚えていない、物質名も覚えていない、化学平衡?六方最密構造?なにそれ?って感じでした。

ただ、化学は覚えて、問題を解いて、理屈を理解する。これを繰り返しているだけでどんどん成績は上がっていきました。

基礎を固めるために使った参考書

化学については全般的に知識不足、実力不足を感じていました。

高3の夏に、基礎を固めようと思って取り組んだ参考書は、

  • 鎌田の理論化学の講義(大学受験Doシリーズ) (旺文社)
  • 福間の無機化学の講義(大学受験Doシリーズ) (旺文社)
  • 鎌田の有機化学の講義(大学受験Doシリーズ) (旺文社)

この3冊です。

この参考書で勉強していました。有機化学については習ったところまでって感じで夏休み中に3冊とも終わらせました。

このおかげで、化学については基礎的な問題はすぐ解けるようになりました。

しかし、応用問題となってくるとまだまだ解けない問題も多く、とりわけ化学平衡であったり、濃度がからむ計算問題に苦労していた記憶があります。

教科書以上の解説を手に入れる

基礎的な問題集を終えて、次に学校指定の問題集(化学重要問題集)に取り組もうと思っていました。

ただ、応用問題を解いてみるものの、なんでそうなるのかっていうのがわからないことが結構ありました。

そこで、出会ったのが、

  • 化学の新研究 (三省堂)

でした。

辞書のような厚さを誇る参考書で、わからないことはたいていこれを読めばわかるようになっていました。

これは本当におススメです。

教科書より深く掘り下げて解説してくれるので、授業でわからなかったことも、「そういうことだったのか」と気づかせてくれます。

問題集を解いていて、解説を読んでもなんか納得できないときはこれを読んでいました。

この参考書のおかげで化学でつまづくことがかなり減りました、本当にありがとうございますって感じです。

応用問題に取りかかる

学校指定の問題集、

  • 化学重要問題集 (数研出版)

に取りかかりました。

重要問題集というだけあって、そこそこ解きごたえのある問題が載っていたように記憶しています。

この問題集をとりあえず2周したころには、化学の問題についてまんべんなく解けるようになっていたと思います。

ただ、標準的な応用問題、っていったら日本語が変かもしれませんが、普通の問題は解けるようになったけど、難しい問題は解けないままって感じでした。

化学の新演習を解き始める

化学の点数をさらに伸ばしたくて、背伸びしているかなと不安に思いつつも、難関大学向けの化学の問題集として名高い、

  • 化学の新演習 (三省堂)

に取りかかり始めました。

化学重要問題集を2周やり終わったのは、秋の終わりごろだったように思います。

冬から解き始めて入試に間に合うかな?と思ったりもしましたが、やるしかないって感じで取り組みました。

しかし、実際解き始めてみると、割と標準的な問題もあり、難しい問題ばかりって感じではありませんでした。

問題数も多く、いろんな分野のいろんな難易度の問題を網羅しており、これ一冊やりこめば高校化学は結構できるようになると思います。

化学の新研究と同じ著者の問題集ですので、ある程度化学の新研究で調べることを前提に作られているような気がします。

ただ、問題数が多いです。

現役の時は、一周終わらせることができませんでした…

そして不合格!

浪人してからはひたすら新演習を解いた

現役の時に化学は得意科目といえるところまで伸ばせたと感じていました。

ただ、東工大には通用しませんでしたし、新演習もまだやり込めていない。

ということで、浪人してからは基本的に新演習を解いて、わからないところは新研究で調べる、というのを繰り返していました。

結果的に、新演習は3周くらい解いたんじゃないかってくらい解いたと思います。

受験直前ともなれば、問題文を読んでスラスラと頭の中に解法が浮かんできました。

化学については、新研究の次の問題集を探すというより、

  • 東大の化学 25ヵ年 (数学社)
  • 東工大の化学 15ヵ年 (数学社)

これらの本で、難関大の過去問を解いたりしていました。

現役の時に、「なんじゃこりゃ!」と思った東工大の出題形式にも慣れてきたころでした。

入試直前は過去問と新演習

センター試験の前から過去問の演習を重点的に始めました。

それに加えて演習量を確保したいと思って新演習も解いてました。

今までやってきたことの復習がメインって感じでした。

二次試験の結果

ここまで化学を勉強しておきながら、本番の成績はそこまでよくありませんでした。

90/150程度だったように記憶しています。

100点行ってたっけ…?と記憶があやふやで、多めに書いたら見栄はって恥ずかしいし、90点は超えてたはずって感じです。

緊張から凡ミスをしてしまった、というのもあると思いますが、見たことないかもって感じる問題に手間取りました。

やっぱ、東工大の化学は難しいわぁ~って思いましたw

おわりに

東工大の化学は出題の形式が鬼畜です。

  • 正解が「ひとつかふたつ」ある正誤判定問題
  • 計算した結果だけ答えさせる計算問題

そのため、化学の豊富な知識と確かな計算力が求められます。

僕は、化学についてダメダメな状態からのスタートでしたが、

  1. 鎌田の有機、理論 福間の無機
  2. 化学の新研究
  3. 化学重要問題集
  4. 化学の新演習
  5. 過去問

といった流れで勉強し、一浪の末に東工大に合格することができました。

東工大化学は、本当にふたを開けてみるまで何が起こるかわからないといった感じです。

周りに差をつけられないよう、「東工大基準の標準的な問題」を取りこぼさないように気を付けてください。

受験生の皆様が、化学で苦しまなくても済むように祈っています。