どんな本でも大量によめる「速読」の本(宇都出雅巳)、を読んで

2019-10-03 |
2019-10-18

私は自分の勉強方法がひたすら書いて覚える、ひたすら問題を解いて覚えるといった時間をかけることを前提とした方法ばかりだなと思っていました。

実際、就職してまとまった時間をとることが難しくなったため、スキマ時間を有効に活用できる勉強方法を身に着けたかったです。

つまり、書くいっぺんとうだった勉強方法のほかに読む勉強方法を取り入れていきたいと思っていました。

そこで、本を読んで効率よく学習したいと思ったときに、「速読」というワードをよく目にしました。

本を速く読めるのであれば、浮いた時間で更に多くの本を読めるようになりますので、なにか良いテクニックや考え方が載っていないかなと思ってこの本を手に取りました。

本の概要

タイトル どんな本でも大量に読める「速読」の本
著者 宇都出雅巳

感想文

この本は速読について書かれた本ですが、テクニックの紹介はそこまでないです。

速読しているとき頭の中で何が起きているのかといったことや、速く読めない人はどんな特徴があるのかといったことが書かれていました。

また、本を一回で理解する必要などなく、一冊の本を繰り返し読むことでその本に対する理解度が深まり、自然と読書スピードが向上します。

よって、速読は特殊なことをする必要はなく、本を繰り返し読むだけで誰にでもできるものだとしています。

速く読めるのは知っているから

この本はタイトル通り速読について書かれた本ではありますが、速読を行うためのトレーニング方法などがメインの内容ではありません。

というのも、

私たちが何かを読むときには、これまでに自分が蓄えてきた知識知識や情報、経験などの「ストック(蓄積)」を使って読んでいます。
そして、読む速さにはこの「ストック」の量や質が大きくかかわってきます。

出典元: どんな本でも大量に読める「速読」の本 宇都出雅巳

とあるように本を速く読める状態とはすでに本を読むための経験や知識が備わっていることという考えからスタートします。

これだけ聞くと、自分の知っている分野の本を速く読めるが、知らないことについて書かれた本は速く読むことができないのかな?と思ってすこしがっかりしました。

しかし、その本を繰り返し読むことで、その本についての「ストック」を貯めて、速く読むことができるのではないか、と著者が主張しており、私は目からウロコが落ちるような感覚になりました。

本の内容について全然知らない場合はスラスラ読むことなんてできないですが、それは一回目の話だと思います。

同じ本を二回、三回とよんでいくと明らかに一回目より速く読めると思います。

つまり、本を速く読みたいなら何度もその本を読めばいいのです。

音にする、わかろうとするから遅い

自分は本を読むのが遅いと思っていましたが、なぜ読むのが遅いのかはっきりと理解できました。

それは、文章を頭の中で音読していたし、文章を追っていてわからないところがあったら立ち止まって考えたり、戻って文章を読み直したりしていたからです。

文章を頭の中で音読していると、音にする時間の分だけ読む速度が落ちます。

頭の中で音にしないで読むことができるのか?というと、飲食店のメニューを読むような感覚で本を読めばいいのです。

一字一句よむというよりは、サラサラと眺めていってそこに何が書いてあったかなんとなくつかめたらOK。

そんな読み方じゃわからないと思ってしまいますが、繰り返し読むこと前提だから一回で理解する必要なしといった感じです。

試験勉強と速読

著者は、本を繰り返し読むことで本をさらに速く読めるようになると言っています。

繰り返し読むから速く読める、速く読めるから何回も繰り返して読める。

このような好循環が起きるから、短時間で本を理解できるようになります。

これの反対の例として試験勉強が挙げられていました。

試験勉強ですから、参考書なんかを想定していると思いますが、参考書をしっかり理解しようと思ってじっくり考えながら読むと、もちろん読むのに時間がかかります。

読むのに時間がかかるから、読み終わる頃にははじめに読んだ内容を忘れてしまう。

また、読むのに時間がかかるから試験までの間に何度も読み返すことができません。

繰り返し読めないから速く読めない、速く読めないから繰り返し読めない。

悪循環が起きています。

そしてこの悪循環は私がよく感じることでもあるので、この喩えは私にはすごく印象に残りました。

なにか勉強しようと思っても、どこかわからないところがあると立ち止まり、結局一周やりきる前に断念してしまうということが何回かありました。

とりあえず一周してみる、そのときはわからなくても仕方ないと割り切れるようになれば、途中で断念することも減るように思いました。

読書メモ

以下は自分用のメモで箇条書きに書いていきます。

もし気になるフレーズなどありましたら、ぜひ本を購入して読んでみてください。

  • 私たちが何かを読むときには、これまでに自分が蓄えてきた知識知識や情報、経験などの「ストック(蓄積)」を使って読んでいます。そして、読む速さにはこの「ストック」の量や質が大きくかかわってきます
  • よく知っている内容の本は早く読める
  • ある分野の本を何冊か読んだいると、だんだん読むのが速くなる
  • 1回読んだ本を再読すると1回目よりも速く読める
  • 「見るだけで理解できる」ためには、その本の内容に関するストックが必要である(すでに知っている必要がある)
  • 「わかろうとせず、音にしないで見る」ということが、速読技術の核心であり、めざすところなのです。
  • その発想の転換とは、「繰り返して読む」ことです。同じ本を繰り返し読んで、その本に関するストックを蓄えながら、そのストックを使って速読するのです。
  • 1週間もかけてゆっくりと1冊を読んでいては、だんだんと最初の方に何が書かれていたかを忘れて、本全体の流れを見失ってしまうからです。
  • 一方、試験勉強をしている多くの人は、高速大量回転どころか、その逆の「低速少量回転」に陥っています。じっくり読むためにスピードが遅くなり、それに比例して時間がなくなってしまうので、なかなか繰り返せません。理解が進まないので、更にじっくりと読む……という悪循環です。
  • 高速大量回転法の第1のコツは、最初は範囲や対象を絞ることです。
  • なぜ本文にすぐ入らないかというと、まえがき・あとがきには、その本の目的や最終的な結論がコンパクトにまとめられていることが多いからです。

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